春からの一年間の栽培に向けて勉強会と圃場巡回の依頼

2月にお邪魔した府外の農業法人様と新規の農業法人様の畑に訪問 巡回と勉強会でお話をさせて頂きました。

白葱とブロッコリーの生産農家様と葉ネギの栽培農家さん。

正直京都での九条葱産地化のここ20年第一線を一緒に走って来たのと自社でも1H程の九条葱を栽培していたので

この作物の指導は日本でも自分より長けている指導員はいないと自負してますw

どんな作物でも基礎は同じ、と言えるのは自分もやっぱり修行の時代が結構長かった。自分の場合は肥料屋を始めた時に京都市北区の上賀茂 柊野という地域のこだわりの花菜類の農家さん達にまぁかなりボッコボコに怒られながら作物と向き合う基礎を教えてもらいました。 どちらかというと対処療法の極みの方で作物を観察して作るという事。あとは現代でいう環境制御を資材がまだまだ22φのかまぼこパイプハウスと農ビの毎年張り替えの時代に徹底して試行錯誤でコントロールされてた方達に教わりました。 一番大事だと感じたのは初期生育と苗 あとは作物が欲しがる条件は変化が少ないのでどれだけ作物に環境変化のストレスを与えず、または感じさせずに育てるかといったところを学びました。 年数経ってそこに土壌化学を学んで行き続けて今があると言った感じです。

この時点でこの季節 収穫の姿はもう見えてくるのであとは、ベトと排水不良時の酸素不足による嫌気性菌の発生と害虫の予防に気を張るだけ。 結局はここまでである程度勝負が決まっているという事を認識している農家さんは採れる農家だと思います。 

勉強会では土壌の母材の違いについて 土壌分析 土壌の化学 イオンの話し 浸透圧 肥料は効きの早い遅いで決める。(生理的酸性度) など基本のダイジェスト版で話しをリードさせて頂きました。 一緒に考えるというスタイルでやりたいので自分にとっても毎回勉強になります。 

ありがたい事に自分の知識でも忙しい農家さんはやはり知識に飢えていてもなかなか機会が無く、こういう会を貴重に捉えてもらい真剣に取り組んでもらえました。 

自分はこういった話しをきっかけにして自分でどんどん深堀りしていってもらえるようになる事が大事だと考えています。 上手く行かなかった時に誰かに矢印が向くんじゃ無くて自分で選択して自分で自然と生産と向き合うという姿勢で皆さんが農業をさらに楽しんでいってもらえるのが一番だと考えています。

また夏にも訪問する予定 今度は厳しい季節なんでそれまでにしっかり発根した土台のしっかりした野菜を作って準備してもらいたいと願っています。

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