顧問契約を結んでいる先の農場では定期的に勉強会や圃場巡回を行っています。
現場では見立て〜原因〜対策と考えて対処療法をどうするかを一緒に考えていきます。
圃場毎に土質は違うし作歴も違う、数年連作なのか?輪作体勢の出来ている圃場か塩基バランスは取れているか?
これに寄って対処を考えます。
大きくは物理性が悪さをしている場合 化学的に塩基のバランスが乱れている場合 あとは生物的ストレスの代表虫や病害虫などの対処を全体のバランスを見ながら考えていくわけですが、これはやっぱり現場の感だけでいくと担当者によって大きく結果が変わってしまい。 それでは安定した農業生産法人の経営は難しくなる。
そこで、勉強会で何度も何度も化学 物理 生物性 バイオスティミラントと慣行の部分との体系化などをしっかり組み分けていく知識をつける努力をして頂きます。 現場 講座 現場 講座 現場、、、、、と繰り返していくうちに本当に力がついて来られたなと嬉しくなる瞬間が度々有ります。
「今までは肥料屋さんに言われるままに肥料をなんとなく使っていた、、、、組み合わせてる意味はわからないがなんとなく良い結果になるので、、この組み合わせで施肥してました。」
これは料理屋に置き換えたらマニュアルとうりに誰でも作れるチェーン店みたいな物。 マニュアルを使う事は良いですが人から与えられたもので、作っている為消費者に届ける時に自分達の思いを伝える時、肥料設計については解らないっていう、料理の出汁や素材の組み合わせがこうなった理由は解らないっていう店で料理を食べたくなるかという話しだと思う。
それって恐ろしい話しだと気づく事がスタートだと思います。
自分の野菜を植える土地の特性を知って それに合う原料を知って 自分達でしっかりと吟味できるようになる事が大事だと思います。
自分が思う正しい形は 製造メーカーはしっかりとしたエビデンスに基づいた発明と製造を〜販売店は取り扱いに注意して製品の質が落ちないように供給する。 使う側にも使い方を勉強して正しく使うという責任を感じて取り組んでいく。 それぞれがそれぞれに指を差さないよう自分達の分野の学習をしっかりとしていく事が出来れば、生産者のレベルが上がれば資材屋も勉強しないと生き残れなくなる。 そうする事でより良い製品が流通して良い循環ができる様になるんではないかと考えています。
自分の勉強会では資材を斡旋したりはしません。 その代わり自分達で選べるように知識をつけてもらうように導いていければと思って取り組んでいます。