雲南省 文山での指導日記

雲南省の都市昆明から南東へくだった地域に文山とう村があります。 ここは日本ではみられないような広大な農地が広がっています。 そもそも何故ここに行くことになったかと言うと京都農販の代表時代幕張で行われた農業エキスポでブースを出していた時の事、中国茶一包持ってブースに来た中国は福建省の(のちにビジネスパートナー)陳社長 TIT TRADING代表  が声をかけたきた事から始まった。中国で葉ネギと花菜類の栽培において年々収量が下がっているから助けて欲しい言われました。 話し半分に聞いていたらその数日後陳さんは本当に東京から京都までうちの畑を見せて欲しいとの事で新幹線乗ってそれだけの為にやってきました。
本気やな〜 って思ったのを覚えています。陳さんは日本の食品企業で数十年勤めた後最近独立したとの事、中国の現場は雲南省の畑。その畑は友人の会社の農地だととの事、確か路地だけで一区画3000a (現地では5000畝と呼ぶ)程の畑が広がっているとの事、その当時日本の農地は東北から四国、関西、九州と結構指導に歩き尽くしていた感があったので、興味が湧かない訳がなかった。
まぁ大好きな中国茶の茶器がたくさん売っているお茶市場も雲南省の首都昆明にはあるとの事だし勉強がてら見に行くのも良いかもなと渡中を決めました。 (渡中って言葉があるんか知りませんが、、、w) 
関空から上海へ飛んでから昆明に入って街に出て驚きました確か日本ではまだまだ寒い時期なのにすっかり春 気持ちの良い気候で、話しているとなんと、昆明は年中春だとの事!! 気候的にはめちゃくちゃえ〜な〜と感動!

この人は現地の農業会社の会長こちらも陳会長(同じ名前です)のちに京都に来てくれて弟と呼んでくれる程仲良くなりました。出身は広州の方です。広州といえば広東語圏 イップマンやブルースリー好きの自分は興味ありです。
そして現場に行って苗場を視察  日本のメーカーの種がありましたね。 
しかしセルトレイでの栽培では上手く根巻きが出来ておらず、ポットの扱いと培土の質 あとは室内の温度管理が甘かったのでそこを指摘しました。 ハウスは完全環境制御できるほどの施設なので環境さえ葱の適正な好む管理に合わせれば容易だと思いました。 あとは種をもう少し現地にて色々試して見る必要もありました。

そして苗場を出てから現場へ
そこに行くまでの道で驚いたのはだんだんと畑に近づくにつれて家がコンクリートからブロックへそして最後には土壁の決して日本では見ないような家が目立つようになってきました。そして畑ではお母さんが赤ちゃんをおんぶしながら畑で作業していました。

あーきっとこの辺りの方々はあまり裕福ではないんだな〜とは想像できたんですが、(それが良いか悪いかは別にして)会長が一言、、このあたりに住む人に仕事を与えてあげたくて農地を広げて経営している。 だから近所の人がみんな働いていると。 なるほど、、と状況を理解できました。 それとその言葉に嘘は無いなと現地で感じました。
ちょっと役に立てたら良いかもな!と畑に入るのでした。

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